超訳鏡花「義血狭血」
- 日程:2012年1月13日
- 会場:浅草リトルシアター photo/金井恵蓮
- 泉鏡花はヘンな作家です。シェイクスピア作品が
- 一人じゃムリだ、複数で書いたんじゃない?
- といわれるのと同様に、ぜんぜん違う作品を300以上残した。
- 悲劇、落語風、戦争、歴史劇時代劇、SF、サスペンス、ハードボイルド、難解な言葉で書いたエロ小説。芸者、芸人もよく登場しますが、
- よくお化けがでるのは能のパロディかなと思われます。
「義血狭血」は明治27年、読売新聞連載。
明治28年川上音二郎一座が脚色し、「滝の白糸」という
新派の代表的芝居となる。
タイトルは作者の造語。
義に生きる男と狭に生きる女、かな?
お話は明治時代の「ロミ&ジュリ」です。