LSD「超訳 ヘンリー六世part1」
- 日程:2012年11月8日
- 会場:英信寺 photo/金井恵蓮
- 薔薇戦争勃発は、ここからです。イギリス、フランス王位継承権を手に入れたパパの跡を継いだヘンリー六世君は、生後9か月の子供でした。
- 摂政(国王代行)争奪戦がはじまり、世界の終わりがはじまるわけです。
王
「僕がこうやって赤薔薇をつけたって、
誰も、ヨークよりサマセットが好きなんだ~!
なんて思わないでしょう?」
ヨーク
「なんでサマセットの赤薔薇をつけたんだ?
ヨークよりサマセットが好きだからか‼」
|
『2012年薔薇戦争連続上演』は、
入谷にあります 『英信寺』 ご住職が、
本堂を会場にしてくださったので
観音様とご一緒の
ありがたいステージです。
(墓地にタコ八郎さんもいます)
|
ヘンリー六世は、主役交代劇です。
part1の主役は、
トールボットという英雄と、ジャンヌ・ダルクです。 ヘンリー君は、お雛様です。
みんなのケンカの仲裁しているのが国王です。 トールボットとジャンヌ・ダルクは、
史実では戦っていません。
沙翁歴史劇で歴史を学習してはいけません。 半分はシェイクスピアのフィクションです。 |
|
|
王「王の命令だよ。ケンカをやめて」
「ウィンチェスター大おじさん、
人を憎んじゃいけませんって
言ってたでしょう?」
「王の涙を止めてください。
ケンカをやめてください」
ウォリック
「摂政も司教も、言うこと聞いてください。
子供に言われて、
いや、国王に言われてどうするんですか!」 |
ヨーク
「エドワード三世には7人の子供がいた。
長男ブラックプリンスエドワード、
次男ハットフィールドのウィリアム、
三男クラレンス公ライオネル、
四男ランカスター公ジョン・オブ・ゴーント、 五男ヨーク公エドマンド・ラングリー、
六男グロスター公~中略~
向こうは四男、こっちは三男、
つまり私こそが王なのだ」 |
|
|
マーガレット
「王の娘じゃ。レニエのの。
おぬしは誰じゃ?」
サフォーク
「私はサフォーク、伯爵です。
美しいお嬢さん、
捕虜から王妃に
なりたくはありませんか?」
|
サフォーク伯ウィリアム・ド・ラ・ポール
「いいや、やっちゃえ。
王は若いし言うこと聞くだろ」
「王妃の座は、マーガレットしかいないって!」
「これでサフォークは勝ったも同然」 |
|
|
ボルドーの指揮官
「一万人のフランス兵が
一人のトールボット狙っとるんやで。
聞け。皇太子シャルルの軍鼓、
祭りのタイコや」 |
ジャンヌ・ダルク
「ここがルーアンの城門よ。題して、
イギリス軍の寝込みを襲い、
ルーアン奪回しちゃおう大作戦よ~!」
トールボット
「フランスの魔女にやられたさ、
前に自分がやった作戦に引っかかったさ」 |
|
このページの先頭へ